
基本 | |||
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●攻撃部位 | ●立ち方 | ●攻撃技 | ●受け方 |
形 | |||
●形とは | ●太極上段 | ●撃砕第一 (形の分解) |
01. 閉足立ち (へいそくだち) |
左右のつま先と踵を合わせてまっすぐに立った状態。 両足で立つ立ち方としては両足の間隔が一番せまい 立ち方であるが、これを攻防に使用する場合は少なく、 四股(しこ)立ちの幅を測るための第1歩目として使用される。 |
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02. 結び立ち (むすびだち) |
閉足立ちからつま先を外側に45度ずつ開いた形で、 気をつけの姿勢である。 結び立ちも四股立ちを作るための第2歩目として 使用される。 |
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03. 平行立ち (へいこうだち) |
結び立ちのつま先を基点として両踵を外側90度に開き、 つま先をそのままにして踵を絞りながら内側に戻し、 45度戻ったところ、 すなわち両足が平行になったところで絞めを止める。 ちょうど“用意”の姿勢で、“構え”をつくる前の 姿勢であるが、すでに足はもちろん全身に力が 入っていなければならない。 四股立ちをつくるための第3歩目として使用される。 |
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04. 外八字立ち (そとはちじだち) |
平行立ちからつま先だけを外側に45度ずつ 開いた立ち方で、足の絞めはないから自然体として 使用される。 四股立ちをつくるための使用としては、 第4歩目になる。 |
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05. 内八字立ち (うちはちじだち) |
外八字立ちから踵をつま先の位置まで まっすぐにして、幅の広い平行立ちになったら、 再び踵を45度外側に開く。 腰を高くしたままの足の形だけの内八字立ちは、 四股立ちをつくるための第5番目の立ち方であるが、 腰を真下に落として、両足を屈して外側に張るように すれば“騎馬立ち”の立ち方となる。 |
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06. 四股立ち (しこだち) |
閉足立ちから内八字立ちを終え、 第6歩目に四股立ちができる。 四股立ちは、内八字立ちの踵を基点に両つま先を 外側に開き、踵から90度ずつ開くようにする。 足幅が決まったら腰を深くおろし、 両膝を曲げて外側に張るようにする。 臀部(でんぶ)は後方へ突き出し、 背筋をまっすぐ伸ばさなければならない。 |
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07. 三戦立ち (さんちんだち) |
せまい立ち方で、前後左右に安定のよい立ち方として 三戦立ちがある。 三戦立ちは立ち方としても有効であるだけでなく、 三戦の構え、三戦の形をとおして足腰の鍛錬、 足の絞めの訓練にも重要な立ち方である。 |
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08. レの字立ち |
字のとおりレの形をした立ち方で、 後ろ足のつま先を45度外側に開き、 前足はつま先をまっすぐ正面に向ける。 前足の踵と後ろ足の踵は縦の1線状に置き、 前足はその線上に置いて、ある程度不動性をもって 位置することができる。 通常は、後ろ足のつま先と同一線上か、 図のように1足分の間隔に位置する。 |
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09. Tの字立ち |
レの字立ちと似た立ち方であるが、 後ろ足のつま先を斜めにしないで真横に向ける。 前足も後ろ足の中央部から前方に踏み出し、Tの字を描く。 |
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10. 猫足 (ねこあし)立ち |
レの字立ちの足の位置から体重を落とした立ち方で、 重心を前後3対7の割合で保っている。 後ろ足に7の体重がかかるので、 前足は踵を床につけないでつま先で軽く立つようにする。 |
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11. 前屈 (ぜんくつ)立ち |
平行立ちから一方の足を大きく前方に 内側を通って踏み出し、 前膝を十分屈した立ち方である。 後ろ足は腰からまっすぐ後方に伸ばし、 つま先はできるだけ前方に向かせる。 前に屈する事から“前屈立ち”と呼ばれるが、 前足の踵と右膝とは垂直になるのが望ましい。 大きい立ち方であるので腰の回転には適しているが、 踏み込み、後退には時間がかかるので、 数多くの反復移動練習が必要である。 |
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12. 半月立ち (半前屈立ち) |
平行立ちからつくられる前屈立ちと同じつくり方 であるが、踏み出した前足と後ろ足との間隔が 前屈立ちよりも一足分狭くなる。 姿勢は前屈立ちより高くなる。 蹴りの基本訓練にも数多く使用され、 前屈立ちよりも動きやすい。 |
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13. 鷺足 (さぎあし)立ち |
猫足立ちから前足を上に持ち上げ 1本足で立っている立ち方で、 鷺が水辺で立っている姿勢に似ているので、 この名称がつけられた。 1本足で立っているので安定は悪いが、 相手は攻撃がしにくい立ち方である。 相手の攻撃に対して出会い頭の蹴り攻撃も容易で、 次の立ち方への転身が自由自在であるため、 組手で使用される場合が多い。 |
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14. 後屈 (こうくつ)立ち |
剛柔流の後屈立ちは他流派と異なり、 前屈立ちの立ち方から腰を後方にひねった形で、 目を後方に向けると、 その姿勢(態勢)を正面から見て後屈立ちとなる。 前屈立ちの前足が直角に屈しているのに対して 後屈立ちは、前足がまっすぐ伸びており、 首は肩越しに相手方向を見ることになる。 前足のつま先も、相手側に向けないで、 踵を出すようにする。 |
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