流祖・創始者

大塚博紀(1892〜1982)

 大塚博紀は、1899年6月1日茨城県下館市で生誕。5歳の時、江橋長次郎から為我流柔術の手ほどきを受ける。そして13歳の時、中山辰三郎のもとで神道揚心流柔術を学んだ。

 1922年、大塚は船越義珍(富名腰義珍)を訪ね空手の修行を始め、その後も1928年、摩文仁賢和に、翌年には本部朝基にも師事した。

 1934年、東京都神田区に大日本空手道振興倶楽部という道場を開設。後に空手と柔術(古語では和術)を総合した“和”した道ということから、和道流と改名した。


和道流の特徴

 大塚博紀が柔術(神道揚心流)を学んでいた影響から、「流す」「乗る」「往なす」などの体捌きが見られる。相手の攻撃に対し、力をもって力を制するのではなく、体の裁きによって受け流し、攻撃に転ずる。つまり、相手の技を流した動作がすでに攻撃となっている。これは、和道流の起源が柔術を取り込んだものだからである。

 武の道は ただあら事と な思ひそ
 和の道究め 和を求む道

 武の道は和の道である。和の道である武の道を究めて和の道を求むるのが武の道である。武の道の根本理念は全人類の平和と福祉にある。この勝れた武の道は時代がどうかわろうともその発祥当初過去にそうであったように現在も勿論未来永劫決して変わることなき一定不偏の真理を包蔵しているのである。


和道流の全日本空手道連盟指定形

第一指定形

セイシャン、チントー

第二指定形

クーシャンクー、ニーセイシー


和道流の得意形リスト

クーシャンクー、ナイハンチ、セイシャン、チントー、バッサイ
ニーセイシ、ローハイ、ワンシュー、ジオン、ジッテ